それは、いつもお世話になっている香梓さんからの、一通のタレコミに記されていました。
But now Tialata now wants to up ante, by tweeting during a match.
“tweeting during a match…” なんと禍々しく、災厄の臭いに満ち、それでいて甘美なフレーズでしょう。nowの2つ入ったおかしな文章が、これを打電する記者自身の動揺を表しているようでもあります。
そう、Twitterキングたる彼は、試合中につぶやいてみせると豪語しているのです。
いつ?何を?どうやって?何のために?
尽きぬ疑問を置き去り、彼は「別に殺人しようってわけじゃないんだし」と至って冷静。開幕3試合目のライオンズ戦は、にわかに歴史的事件の現場となる可能性を秘めたキナ臭いものへと変わりました。全ラグビーファンの注目は、ティアラタがどこかに忍ばせているであろう、おニウのiPhoneに注がれたと言っても過言では無いでしょう。
そんな、一種異様な雰囲気の中でむかえたキックオフ。試合開始直後に事件は起きます。
因縁のカルロス・スペンサーのキックは、ティアラタの後方5mほどのところに落下。それを他人事のように眺めていた彼の背中に、衝撃が走りました。鋭く吹き鳴らされる笛。オブストラクションのコール。呆然とするティアラタ。
この時の彼の様子を、kiwiaverysさんが捉えてくれています。
無実なのに… ただ、ボーッとしてただけなのに…
グッと涙をこらえるティア君
そっと涙を拭うティア君。一言、小さく、
「ワシは悪くないモン」
この時、固唾を飲んでTLを見つめていた2,000人を超える彼のフォロワーは、驚愕とともに理解しました。
「つぶやく」って、これか、と(*)。
試合はその後、終始ハリケーンズが押し気味に進行。ティア君は後半50分に一度ベンチに下がり、ラスト10分で負傷のシュワルガーと交代で再び登場します。ハーフタイムやベンチに居る間など、チャンスはあったと思いますが、結局TLは沈黙。大きな安堵と、若干の肩透かし感と共に、試合はハリケーンズの快勝で終わりました。
試合後しばらくして、ようやくtweet。「最高の勝利!しかし、ライオンズのヤツらも頑張ったよな!」とご満悦。キング・カルロスに対しても「あのクソッタレは未だにmaneだったぜ!」
maneとは、動物のタテガミ。”man”と”mane”をかけて「ライオンズ」のカルロスを称えた言葉だと思いますが、「長髪」の意味もあり。富士額がますます上がってきたカルロスに対する絶妙の皮肉でないという保証はいたしかねますので悪しからず。
その晩ティア君は、試合のあった日はいつもそうだというように、なかなか寝付くことが出来ません。チリの地震に心を痛め、NZを襲うと噂される津波に愛用のPS3を避難させるべきか悩みながら、南ア遠征3連戦に備えて荷造りに勤しむのでした。
* “tweet”の本来の意味から、これが「呟く」意ではなく、あくまでTwitter上での用語である事実あたりは華麗にスルーでお願いします。





ロナウジーニョと爆笑するティア君
ティア君とマア君。向かって左に見切れてるのがウィプー。
どーん。