いよいよ時代は "スーパー15" へ!
SUPER14/スーパー14
SUPER14/スーパー14とは

スーパー14とは、南アフリカ・ニュージーランド・オーストラリアの3ヶ国から計14のクラブチームが集まり、南半球最強をかけて戦う世界最高クラスのラグビーリーグです。
一般にSANZARと呼ばれるこの3国は、それぞれがワールドカップでの優勝経験を持つ世界最強国達です。過去6回のワールドカップ中、実に5回はこの3ヶ国が征し、IRBによる世界ランクでも常に上位を独占。そのようなライバル関係にあるラグビー大国の代表候補達が凌ぎを削るスーパー14では、ハイレベルな白熱した戦いが堪能できます。
スーパー14は「展開の速い、世界で最も攻撃的なラグビー」を標榜しています。そのために毎年、細かなルールやジャッジの基準が見直され、変更されます。ここで1シーズン試されたルールは、協議を経て世界標準に組み入れるかどうかの検討がなされます。
チーム
以下の14チームにより争われます。
南アフリカ共和国
ニュージーランド
オーストラリア
大会方式 - ラウンドロビン
シーズンはまず2月の中旬から5月半ばにかけての14週間で、各チームが総当たりで13試合をラウンドロビン方式で行います。このステージでは順位はボーナスポイント方式でつけられ、勝敗と試合内容に応じて次のように点数が加えられます。
まず、勝ち点。これは単純に勝敗によって与えられます。
- 勝利: 4ポイント
- 引分: 2ポイント
次に、内容に応じたボーナスポイントが加えられます。
- 4トライ獲得: 1ポイント
- 7点差以内の敗戦: 1ポイント
つまり、勝利時に獲得出来る最大ポイントは、勝利(4p)+4トライ(1p)の5ポイントということになります。逆に敗戦であっても、4トライを取り、なおかつ7点差以内に迫っての敗戦であれば2ポイントを得ることが出来ます。
この結果の総ポイント数により、順位が決定されます。ポイントが同点だった場合は得失点差の比較になります。
全日程終了時点で上位4チームが、次の決勝トーナメントへ駒を進めることが出来ます。
大会方式 - 決勝トーナメント
決勝トーナメントは、ラウンドロビン上位4チームによるノックアウト式の短期決戦です。
まずリーグ戦の1位と4位、2位と3位の組み合わせで準決勝が行われます。最後に、それぞれの勝者による決勝戦が行われ、最終的な優勝者が決定されます。
このプレーオフでの試合は、全てラウンドロビン上位チームのホームゲームとして実施されます。ですから、1位抜けのチームは勝っている限りは全て地元で戦うことが出来ます。逆に、3位のチームであっても、準決勝で4位チームが勝ち上がってくれば決勝戦をホームで行うことが出来ます。
準決勝、決勝では、40分ずつの前後半終了時点で同点だった場合は、更に前後半10分ずつの延長戦が行われます。それでも同点であった場合、トライ数の多い方のチームが勝者となります。それも等しかった場合、準決勝であれば、ホームチームが決勝戦へ進出します。決勝戦であった場合、両チームが優勝となります。
トライネイションズ
このSANZARのナショナルチームによる対抗戦を「トライネイションズ(Tri Nations)と呼びます。近代ラグビーにおいては世界最強国決定戦と呼んでも差し支えない3ヶ国によるリーグ戦は、このスーパー14の「第3ラウンド」と位置づけられています。
トライネイションズはスーパー14終了直後の6月中旬から始まるので、このスーパー14で活躍した選手が一堂に会することになります。仮にスーパー14で優勝争いから脱落してしまったチームであっても、選手たちはトライネイションズでの代表選出を目指して決して手を抜かずに自身の能力をアピールしなければなりません。
命名権
スーパー14の命名権は、各国がそれぞれのスポンサーに譲渡しています。シーズンによって変わることもあるので、ネット上では様々な表記やロゴを目にしますが、実体は同じものです。
現在は、ニュージーランドはスポーツ用品メーカーのRebel Sportによる Rebel Sport Super 14、オーストラリアはInvestec銀行による Investec Super 14、そして南アフリカは通信会社であるVodacomによる Vodacom Super 14 と、それぞれ呼ばれています。
テレビ放映
40ヶ国以上に中継されているスーパー14ですが、日本では全試合を視聴することは難しい状況です。
2008年まではJ SPORTSで全試合が放送されていましたが、現在は各週6試合のうち4試合のみの放送となってしまいました。少しでも視聴者が増え、再び全試合が放送されるよう願っています。
それまでは、各試合のページに拾える範囲で動画などをリンクしてありますので、ネットを活用して試合を楽しみましょう。
スーパー14の誕生まで
前身であるスーパー12がNews Corpとの10年間のTV契約を終え、一定以上の成功をおさめたことを受けて、SANZARはスーパーラグビーを更に前進させる決断をします。スーパー14として新たに得た契約はスーパー12のそれと比較して16%アップとなる3憶2300万ドルの5年契約でした。
新たに加えられる2チームは、協議の結果、西海岸にもチームの欲しかったオーストラリアがパースを本拠地とするウェスタンフォース。そしてもう1チームは、南アフリカの政府介入とまでなった再編成案を含めた協議の末、既存の4チームにチータースを加えることでの拡張と決定されます。
新たなフォーマットを決めるにあたり、14チームを7チームずつの2つのディビジョンに分割する案もありました。また、そこにアルゼンチンやパシフィック諸島のチームを加える議論もありましたが、結局はスーパー12の流れを引き継いだ形に落ち着いています。しかし、移動の負担やチーム増加に伴なう日程の問題、市場の拡大などの命題に対応するため、常にこれらの議論は続いています。
スーパー15時代へ
現在の契約満了に伴い、スーパー14は更に拡大していきます。一時は再び2チームを増やしてのスーパー16となる構想があったようですが、どうやら2011年からは「スーパー15」として歩んで行くことになりそうです。
実はこのスーパー16案には、南半球で頭角を現しているアルゼンチンを筆頭に、パシフィック諸国や日本など SANZAR 外のチームを含める意図があったようです。残念ながら今回は実現しませんでしたが(一説には、日本は協会が移動の苦などを理由に断ったとも伝えられます)、世界との差を少しでも縮めるため、また日本のラグビー人気活性化のためにも、実現に近づけるとファンとしては嬉しいところです。(実力差を指摘する声もありますが、仮に最初は全敗でビリだったとしても、挑む価値はあると思います)
2009年11月に、新たに追加されるチームはオーストラリアのメルボルンを本拠地とするチームになることが発表されました。これによって、もう1つ名乗りをあげていた南アフリカのサザンキングスはとりあえず権利を失ったわけですが、南アフリカ内での5チームを再編する議論はスーパー14誕生時と同様に巻き起こっています。チータースの解体などを含めた再構築が、発生するのかもしれません。
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